Jodeciは、昨年「Soul Train Awards」に出演、約20年の時を経ての新曲“Nobody Wins”を披露した事でも大きな話題となりましたが、今年に入って新たに新曲“Every Moment”を発表し、そのビデオが最近公開されました。
今月末には本当に久々のアルバム「The Past, The Present, The Future」をリリースするので、今までリリースの噂を聞いては裏切られてきたファンの方にとっては、正に待望の作品だと思います。
JodeciといえばUptown Recordsなんですが、この再始動にあたって、契約したのはSphinx Music Entertainment、ディストリビューションはEpicということで、心機一転といったところでしょうか。
Uptown Recordsの創始者はAndre Harrellですが、Andreは元々はHeavy DをDef Jamからデビューさせようとしたみたいですが、レーベル側から反対され、それがきっかけでUptown Recordsを立ち上げたという成り行きがあったという話です。
Andre HarrellはUptown Recordsを立ち上げる前に、Alonzo Brownと共にDr. Jeckyll & Mr. Hydeというヒップホップ・ユニットを組んでいた事もありました。81年に結成しリリースされた“Genius Rap”は好調なセールスを記録して、同じく81年に立ち上げられたリリース元のレーベル“PROFILE”を勢いに乗せました。
そのタイトルや、聴いても分かるように、サンプルに使われているのはTOM TOM CLUBの“Genius of Love”ですね。後々サンプリングされまくるこの曲を最初に使ったのはこの“Genius Rap”だとか。
Uptown Recordsのサウンドを支えたプロデューサーの1人にTeddy Rileyがいますが、Teddy RileyはKeith Sweatの“I Want Her”を始め、Heavy D & the Boyz、そして自身のグループGuy等で、NJSサウンドを世間に知らしめた中心人物です。他にもPharrell WilliamsとChad HugoのプロダクションチームThe Neptunesを発掘したことも、大きな功績と言えるかと思います。
ご存知の方が多いと思いますが、最近のTeddy Rileyが手がけた作品にはこういうのもありますね。
この辺りは当然といいますか、Teddy Rileyの仕事としては評価が割れていて、90年代頃のプロダクションを期待するとやはり残念な気持ちになってしまうのかもしれません。
JodeciよりUptown Recordsの話が長くなってしまいましたが、こちらで締めたいと思います。
Uptown Crewの面々総出演の“Uptown is Kickin’ It”。お揃いのレーベルロゴ・スウェット着用でインパクト大!
Uptown RecordsのロゴをモチーフにしたBBPのスナップバック。私もネイビーをかぶらせてもらってますが、周囲の注目度も高いです!オススメ!